ピエロコースター/マリーナサーカス

設計/施工:豊永産業
最高高度:8.5m
最高速度:30km/h
コース全長:148.5m
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:4名×4両 16名 最大1編成運転
乗車時間:
周回数:1
乗車制限:2歳以上(5歳以下付き添い要)
営業期間:2005-

豊永産業製ミニコースター。園内の上空を走るコースであること、カーブが少ないオーバルコースであることなど、他の類似機とは大きく異なるコースです。
特に富士急ハイランド FUJIYAMAのサーフィンコースを思わせるうねった3連のキャメルバックは特徴的で、通過速度こそ遅いものの振られる動きは悪くないと思います。
言い換えれば、そこ以外は見所が無く、加えて1周で400円というのも、入園無料とはいえ割高に感じてしまいました。
この日は閉園直前の日が暮れてからの乗車でした。おそらく夜の方が楽しいと思いますが、昼間にもまた乗りに、なんなら写真などもちゃんと撮りに来園したいです。

初乗車:2020/12/5
乗車回数:4回 総合評価:☆
お勧め乗車:先頭?

階段は道幅が狭いように見えます。
2歳から乗れるのは良いですね。
来園時は列開け乗車対応でした。分かりやすく、座れる位置の足元にテープも貼ってあります。
最後尾のみ後列に乗車可能、という対応が、こんなところでも!
4両編成という事で、わんデットなどより短めです。
うねうねキャメルバックは面白いですが、1周は短いですね。500円2周とかでもアリでは?

ワイルドジェット/サントピアワールド

本当に森の中にあるので、全体像が見える場所はほぼありません。

設計/施工:豊永産業
最高速度:35km/h
コース全長:280m
安全装置:ラップバー
定員:2名×10両 20名 最大1編成運転
乗車時間:
最大プラスG:
周回数:2
乗車制限:3歳以上 小学生未満付き添い要
営業期間:

豊永産業製自走式コースター。
機種としてはぐりんぱ ウルトラセブンコースターマッハセブンなどが類似となるファミリーコースターですが、様々な点で他の多くと比べて優っています。
まずは名前の通り、とてもワイルドな立地です。完全に森の中にコースが埋もれており、観覧車からもその存在を認識できないほどです。
そして、全体の平均速度の速さに加えて、2度のしっかりしたドロップがある、ということです。
特に2回目、コース中最大のドロップは直前の右カーブで速度を増しながらの落下!同園内の恐竜ジェットコースターに負けず劣らずの強い浮きがあります。
続くヘリックスもスピード感満点!高速のまま2周目へと突入します。ステーションに鳴り響くブザーのドップラー効果が心地いいですね。
多くの自走式コースターで2周以上の例はありますが、そのほとんどはコースの魅力が乏しいため、はいはい、もう一周ですね。程度の感情になってしまいます。
一方本機においては、ドロップでの浮きという明確なもう一周への楽しみがあり、シンプルにワクワクします。
1周280mということで2周で560mと長さも申し分なし。国内はもちろん、世界でも自走式では最高クラスの魅力的なコースターです。

初乗車:2020/7/11
乗車回数:5回以上 総合評価:☆☆
お勧め乗車:最後尾>真ん中付近(木の後ろ)

駅舎もほぼ森の中に埋もれています。
自走式コースターあるある ホームゲートあり
丸太モチーフですが色はなかなかカラフルです。

・同社製類似機
ログスター-宝塚ファミリーランド
ウルトラセブンコースターマッハ7-ぐりんぱ

恐竜ジェットコースター/サントピアワールド

設計/施工:豊永産業
最高高度:30m
最高速度:75km/h
コース全長:800m
最大傾斜角度:50度
安全装置:ラップバー
定員:4名×6両 24名 最大2両運転?
乗車時間:
周回数:1
乗車制限:身長110cm以上
営業期間:

豊永産業製中型キャメルバックコースター。
恐竜の名を持つコースターはいくつもありますが、それらの中でも最も主張の強いと言える恐竜を模した先頭車両が特徴的です。
もっとも、乗車すると多くのマイントレインで汽車の造形が邪魔と感じるのと同様、先頭に乗っても視界を遮るほどの大きさはさすがにどうかとも思います。

特徴として第一に車両の見た目が挙がってしまいがちですが、コースの迫力について、これは文句なしに豊永産業製ベスト1と言い切って良いかと思います。
しっかりしたファーストドロップ、ブーメランターンに始まり、パワフルな横Gが味わえる2回の傾斜ループ、そして僅かながら減速するトリムブレーキを経て…
最大傾斜50度と思われる最終ドロップ!最後尾で乗車するととても強い浮きと、車両に強く膝を打つほどの衝撃があります。これはすごい!
最大の見せ場が最後にあるコースターというのもいいですね。先頭での跳ね上げ浮きは少なく、文句なしで最後尾がおすすめです。
ロケーションも素晴らしく、好き嫌いは分かれそうな乗り味ですがハマる人には確実にハマる良作です。ぜひ頑張って乗りに行ってください。

初乗車:2020/7/11
乗車回数:10回以上 総合評価:☆☆
お勧め乗車:最後尾>真ん中

どう見てもジェット恐竜コースターなんだよなあ。

身長110cm制限は良いですね。
荷物は足元でも良いそうです。
乗降別ホームですが、ホームゲートはありません。
恐竜の造形でかすぎんだよなあ。
偶数列を潰してる時は、座席のパッドも外されてました。
ホームで停車しているときは、2編成が並んでいる姿を見ることができます。
この最終ドロップのためにきたんだ!!!!

ドリームコースター/日立市かみね公園

設計/施工:豊永産業
最高高度:16m
最高速度:68km/h
コース全長:470m
安全装置:ラップバー
定員:4名×5両 20名 最大1編成運転
乗車時間:2:00
周回数:1
乗車制限:
営業期間:1983/4/5-

豊永産業製中規模コースター。
最高高度こそ16mと小ぶりながら、地形の斜面を最大限に活かしたコースになっており、その実、全ての落下が乗り場より低い位置まで下っています!
コース自体は470mと短めでありながら、第1~3全ての落下は、徐々に斜面を下っていくことでほぼ毎回最高速68km/hに近い速度が出ていると思います。
特に第1ドロップとしての左下り傾斜ループは、スムーズな乗り心地と強めの横Gを十分に感じることができます。
続く第2ドロップはストレートで、正面に海を眺めながらの気持ちいい落下です。第3,4ドロップは右への下り傾斜ループ状になっています。

さて、このコースターですが、1983年オープン時は”ジェットコースター”の名称でデビュー。
レールも青色でしたが、90年代中ごろに車両を一新、カラーリングはブラウンに近い白となり”シースルーコースター”となりました。
2010年、点検中に従業員の方が鉄パイプに頭を打ち意識不明の重体となられる事故がありました。
そのためかは明らかになっていませんが、その後に”ドリームコースター”として再び車両、カラーリングをリニューアルし稼働を続けています。
以前の車両の開放感と比べてしまうと、ちょうど同社が各地に展開しているミニコースターに近い座席にはなりましたが、コースレイアウトの魅力は今も健在です。
高さ20m未満、最高速70km/h未満というレギュレーションではとしまえん サイクロンに次ぐ傑作と言えます。

初乗車:2005/4/2
乗車回数:30回以上 総合評価:☆☆
お勧め乗車:先頭>最後尾

乗り場は入園口入ってすぐです。
先頭にはカーミーくんがいます。
車両は同社製のファミリーコースターとほぼ同じです。
高さ16mとは思えない高度感です。
ファーストドロップから早速乗り場より下まで下っているのが分かります。
ゆるやかに左に曲がりながら落ちていきます。
なんだかんだこの最下地点が最高速度なのでしょうか。なかなか良いバンクが付いています。
この上りがなかなか強い横Gです。
続くセカンドドロップは唯一のフラットドロップです。
左に曲がって第3高点へ。
高低差を活かしてサードドロップまでほぼファーストドロップと同じ落差を実現しています。
ファーストドロップに似た動きですが、右回りになっているのが気が利いていますね。
第4ドロップはさすがに落差は少なめです。
16mの位置エネルギーをしっかり使い切ってフィニッシュです。

・同社製類似機
ジェットコースター-岩山パークランド
ジェットコースター-仁別レジャーランド
スーパーコースター-リナワールド
トルネードコースター505-小山ゆうえんち(ローラーコースター-89グリーンフェアせんだい)
ジェットコースター-沖縄こどもの国

・同社製類似車輛(シースルーコースター)
ツインライナープリズム-宝塚ファミリーランド

・同社製類似車輛(ドリ―ムコースター)
キリンフォレストのジェットコースター-大森山ゆうえんちアニパ
ディギーとダギーのトロッココースター-東武動物公園
ブタ天キッズコースター-東京ドイツ村
ミニサイクロン-としまえん
わんデット-よみうりランド
とつげき!パディントン探検隊-さがみ湖プレジャーフォレスト
くまさんコースター-東山動植物園
ピーターラビットコースター-ナガシマスパーランド
キディモンセラー-パルケエスパーニャ
わくわくコースター-東条湖おもちゃ王国

ドラゴンコースター/海竜の里センター

よく見るとザンぺルラ製と比べて水平ループ前後の直進が乗り場と並行に近いという違いがあります。

設計/施工:豊永産業
最高高度:
最高速度:
コース全長:
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:4名×3両+2名×2両 16名
乗車時間:
周回数:こういうコースターのためにこの項目設けてんのに忘れちゃ意味ねえわな
乗車制限:身長140cm未満付き添い要
営業期間:-2019年4月頃

一般的なドラゴンコースターですが、おそらくトーゴ製と推測されます。比較的古い部類になると思います。
ほのぼのとしたロケーションで乗ることができます。近くのベンチに腰掛けてこれとパラトルーパーに何度も乗車する子供たちを見ていると、ああ、遊園地はやっぱり良いなあ。と思います。

初乗車:2016/8/14
乗車回数:約1回 総合評価:星ゼロ
お勧め乗車:特に無し

海竜の里ですからね
単独利用は厳しい制限ですが、逆に言えば付き添いありなら0歳からOK…?
海竜…?
中間車両は普通に4人乗りです。
豊永製ということで、東武動物公園 ディギ―とダギーのトロッココースターなどは後継機ということに…(なるのか?)
下り水平ループへの入りも、気持ち角ばって見えます。
キャットウォークがあるドラゴンコースターも珍しい気がします。

スーパーコースター/リナワールド

収まりが良いコースです。
横から見ると平坦さが目立ちます。

設計/施工:豊永産業
最高高度:
最高速度:
コース全長:410m
安全装置:ラップバー
定員:4名×4両 16名 最大1編成運転
乗車時間:2:10
料金:500円
周回数:1
乗車制限:身長120cm以上
営業期間:1980-2022

豊永産業製中型コースター。同園内では最古のコースターです。
類似機として、奈良県 生駒山上遊園地 ジェットローラー(1979-2012)、そして、メーカーの裏が取れていませんが台湾 Katoli’s World Jet Star(~1999)https://rcdb.com/3516.htm があり、いずれも2020年現在終了済み、移設も望み薄といえます。

これらに共通する最大の特徴として、”カーブに入るより少し前から大きなバンクが付く“ということ。
そしてそれにより振り落とされそうな挙動を楽しめるということがあります。このスーパーコースターではファーストドロップからの左ターン、そして、サードドロップからの右ターンの2回、それを体験することができます。このコースターの楽しみはそれに尽きると言っていいと思います。

1994~2009の間、このコースに絡み合うように”スクランブルコースター”というミニコースターが設置されていました。
これがなんと、サノヤス・ヒシノ明昌製!他社のコースターに後から他のコースターを絡めて設置する例は極めて珍しく、乗ってみたかったです。
2022年現在も見ることができる名残として、巻き上げ前の左ターン部分の支柱が丸くなって真下が開いているのがわかります。ここを通っていたようです。
ここの支柱もスクランブルコースターを新設する際に取り換えたようです。

初乗車:2010/3/30
乗車回数:15回以上 総合評価:☆
お勧め乗車:先頭

この安全バーロック方式だと、ロックがかからないことが分かった時点で時既に遅し説も…
2022年現在は身長120cm以上、500円に変更されています。
80年代ごろまでの豊永産業の標準的な車両です。
巻き上げ前とファーストドロップ前までで、敷地を目いっぱいゆっくりと1周する感じです。
この円形の支柱、スクランブルコースターを通すために後からわざわざ変更したというから驚き。
高さは20m無いくらいでしょうか。
巻き上げ最高点にロゴが付いているのが可愛いですね。
ファーストドロップから早速、カーブ前バンクが始まります。
トップスピードからの左カーブ!
セカンドドロップは比較的”ちゃんとした”バンクが付いています。
サードドロップから右カーブは、ちょうどファーストドロップから左カーブを逆にしたイメージです。
緩やかに減速しながら直進します。
止まってしまいそうなくらい減速します。
なだらかに左カーブして終了です。

キリンフォレストのジェットコースター/大森山ゆうえんちアニパ

設計/施工:豊永産業
最高高度:7.6m
最高速度:27km/h
コース全長:158m
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:4名×5両 20名
乗車時間:
周回数:2
乗車制限:2歳以上 5歳未満付き添い要
営業期間:2006/3/25~

豊永産業製ミニコースター。2006年オープンという事で、このモデルとしては初期型の部類です。
類似機でカラーリングも近いものとして、としまえん ミニサイクロン、マリーナサーカス ピエロコースターなどがあります。
乗車感覚としてはちょうどミニサイクロンをやや大型にしたようなイメージで、実際のレイアウトは全く違うものの、パートごとに切り取って見るとよく似ています。
ミニサイクロンではその規模に対し400円、1周という点でやや不満がありましたが、こちらは300円で2周。満足度としては高いと思います。

乗車は文句なしで最後尾の左側がお勧めです。ファーストドロップというか、巻き上げ直後の右カーブにてなかなか強い横Gがあります。
他の類似機も似た滑り出しですが、この挙動は無かったように感じます。
コンセプトというか、本来のターゲットを考えると激しすぎるとされ、以降の作品では抑えられた、とも考えられます。

優劣を競うほどの物でも無いと言ってしまえばそれまでですが、豊永産業製ミニコースターの中で、1周での満足度であればパルケエスパーニャ キディモンセラーに次いで2位、そちらは1周での運営のため、1運転(2周)でなら1位と言えます。

オープン当時は同園の名物でもあった義足のきりん「たいよう」にちなみ、ジェットコースターきりんたいようくん という名称でしたが、園のバックグラウンドストーリーの付与に際して改められたようです。

初乗車:2020/10/15
乗車回数:4回 総合評価:☆
お勧め乗車:最後尾 左側

2周300円はかなり良心的だと思います。
先頭には可愛いキリンがいます。
来園時は、一部封鎖されている席もありました。
この、一見ミニサイクロンと変わらない第一右カーブが良いんです。
他の豊永ミニコースター同様、実際の面白さ以上に曲線が美しく見えるのが良いですね。
フィニッシュ直前にもわずかなアップダウンがあるのも素敵です。

ポップスピンコースター/岩山パークランド

設計/施工:豊永産業
最高高度:
最高速度:55.6km/h
コース全長:428m
安全装置:ショルダーハーネス
定員:2名×6両 12名 最大1編成運転
乗車時間:
周回数:1
乗車制限:身長110cm以上
営業期間:1981/7/13~(スピニング車両1998~)
(※1982/3/20~ という説もあります。ゲームマシンアーカイブ1982/7/15より)

豊永産業製スピニングコースター。車両の回転こそあるものの、コースは一般的なキャメルバックコースターらしい風貌です。
というのも、元々はジェットコースターという名称で、通常の着座式車両が走行していたコースのリニューアル、ということです。
以前はラップバーの車両だったようなので、そちらでも乗ってみたかったところですが、結果としてここならではの一品に仕上げることに成功していると思います。
コースレイアウトとしては下りの傾斜ループが1回ある以外はシンプルなキャメルバックですが、園外の斜面に沿って駅舎よりも低い位置まで下る地形を活かしたコースであることが特徴です。
ファーストドロップまでは大人しかった車両の回転が、傾斜ループの横Gで急に速度を増すのが良いですね。その後のキャメルバックは残念ながら浮きはいまいち。
類似のコースレイアウトである日立市かみね公園 ドリームコースターに、コースとしての迫力では劣っていますが、車両回転の奇抜さで総合的にはおあいこくらいの魅力を持っていると思います。
ということで、小山ゆうえんちのトルネードコースター505→ダブルフェイスコースターのリニューアルでは逆向きの座席が導入されましたが、これにすれば良かったのでは?と思いました。
マウス型なども含めた国内のスピニングコースター全てでも、ベスト1と言えるかと思います。


初乗車:2020/11/7
乗車回数:約15回 総合評価:☆☆
お勧め乗車:最後尾>先頭

定員を14名から減らした形跡が見られます。
この遊園地にはピエロモチーフの物が多い印象です。
定員内自由席です。
車両もカラフルで良いですね。
土嚢が乗っている座席も使用できます。
豊永産業特有の枕木と等間隔のアンチロールバックが良いですね。
たべもの&のみもの(可愛い)
巻き上げ最高点で少し助走をつけてからドロップのように見えますが、落下感は最後尾でもいまいち。
豊永産業特有の大傾斜ループ。ここで車両スピニングが牙をむきます。
まさしく、かみね公園ドリ―ムコースターをスピニングさせたような感覚。
なかなか良い曲線のキャメルバックがあります。
入園口向かって右側を降りていくとこのキャメルバックをかぶりつきで見学できるのでオススメ。
乗り場は園の敷地とほぼ同じ高さにあり、かなり地形を活かして落差を稼いでいるのが分かります。