スチールハウグ/インディアナビーチ

設計/施工:S&S
最高高度:29m
最高速度:66km/h
コース全長:
最大傾斜角度:111度
安全装置:ショルダーハーネス、ラップバー
定員:4名 最大4台運転
乗車時間:
周回数:1
乗車制限:身長48インチ以上
営業期間:2008/7/5-

S&S製のエルロコと呼ばれるモデルの1号機としてデビュー。以降、類似のレイアウトの物やラップバーのみの後継機など計6機が製造されました。

いずれもの特徴として、90度以上のオーバーハングドロップ、逆バンクターン、ダイブループなどの回転エレメントが採用されており、1機目にして既にそれら全てを備えています。まるでマウス系のような外観に対して迫力ある走りがウリです。

私にとって、エルロコは、初乗車となりましたが、類似機というか後継機というか、rcdbでは別モデル扱いになっているよく似たコースターに2回だけ乗ったことがあります。よみうりランドのツイストコースターロビンです。9年前のかすかな記憶を辿ると、確かに乗り心地などはよく似ていたように感じます。

ロビンをはじめ、以降のラップバーのみの機種と比べると、メガコースター四次元などに似た垂直に下りてくる肩押さえがあり、シンプルにその分マイナスではあります。残念ながら、各回転エレメントやカーブで少々の横揺れもあります。

小型ながらインパクトがあり、このインディアナビーチのような中小規模パークにも導入しやすい期待のモデルだったはずですが、少なくとも日本にはおそらく設置されることはないでしょう…なので!乗るならぜひ!ここで!!(オーストラリア ワーナーブラザーズムービーワールドのグリーンランタンなどは、コースレイアウトほぼ同じでラップバーの、実質上位互換です。そちらで良いと思います。)

初乗車:2023/7/1
乗車回数:1回 総合評価:☆☆
お勧め乗車:前列?

4名乗り1台運転ではこの程度でも20分くらい待ちます。全く減る気配も無いので黙って並びます。
スタッフは3名もいるので、乗降は一瞬で発車するのがせめてもの救いです。
ラップバー部分はS&S製のスクリーミングスイングなどに似ています。
ほぼ園外に立っているのでそんな感じの中を発車していきます。
結構巻き上げが急です。
一時停止無しの111度ドロップは、結構迫力があります。
ここの逆バンク→正バンクの流れはちゃんと見ていないと頭がこんがらがってきます。
続くツイストダイブは、メガコースター四次元などに負けず劣らず、逆さ走行が長くて良い感じです。
待ち列からもよく見えます。
中間ブレーキを経て右に曲がり、インラインツイストに進みます。
やや下りになっているので、どんどん速度が上がっていくのが面白いです。ところで、これはハートラインロール扱いじゃないんですね。難しい!
バンクカーブ→ホップで終了の流れは、アクアウィンドなどゲルシュトラウアー製のボブスレーコースターに似た雰囲気があります。
ブレーキはマグネットのようです。
待ちが長くて暇だとこういうの撮りたくなりますね①

同社製類似機種

ジョーカー/シックスフラッグス・グレートアメリカ

設計/施工:S&S
最高高度:36.5m
最大落差:16.5m
最高速度:61km/h
コース全長:310m
安全装置:ショルダーハーネス
定員:4名×2両 8名 最大4編成運転?
総工費:
乗車時間:
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:
営業期間:2017/5/27-

S&S製フリースピン型四次元コースター。日本では嵐-ナガシマスパーランドでおなじみの機種です。特に、シックスフラッグス系列では多数のパークに設置されており、2015年、SFFTのバットマンザライドを皮切りに実に7機、2022年現在の世界の総数12機のうち半分以上を保有しているということになります。

そのうち、ジョーカーという名称で設置されているのは4か所。なんなら、ここSFGAmとSFNE、SFOTの3か所は同日のオープンでした。ちょうど嵐も同時期の、2017年春のことです。

同園内においては比較的最新機である事と、効率の悪さもあって1時間程度の待ち時間がありましたが、シングルライダーでの利用では裏側に案内されて5分くらいの待ちで乗ることができました。

初乗車:2022/6/23
乗車回数:1回 総合評価:☆
お勧め乗車:1両目?

このテーミングとこのコースターの相性は良いですね。
どうやら、偶数組は手前側、奇数組+シングルライダーは裏側に案内されるようです。
物が物だけに、注意書きも多いです。
嵐にある、プラットホームで発車前後に座席が傾く機構がありません。
乗車感は嵐と全く同じです。
嵐では、こっち側にも非常階段があったような。
このインサイドレイブンターンのところは、やっぱり良いですね。
もう少しだけ延長して、この最後のアウトサイドレイブンも普通に自由落下にできなかったのかとは毎回思います。

・同一コースレイアウト
嵐-ナガシマスパーランド
ジョーカー-SFGAdv,SFNEほか

・同社製類似機
タンビリ-キングズドミニオン

マックスフォース/シックスフラッグス・グレートアメリカ

設計/施工:S&S
最高高度:53m
最高速度:125km/h
コース全長:548m
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:4名×4両 16名 最大2編成運転?
乗車時間:0:30
周回数:1
乗車制限:
営業期間:2019/7/4-

S&S製エアーランチ式急発進コースター。往復型でも、複数回周回型でもなく、普通にコースを1回走って帰ってくるコースターです。

2019年オープンということで来園時は園内最新のコースターであり、人気も高いようでしたが、急発進型の宿命か運休も多く、実際この日も昼過ぎまで止まり続けていました。

試運転を確認したのは、ちょうどすぐ近くのウィザーに乗っている時。こうしちゃいられないと思って走って行ったら既に40分くらいの待ちでしたが、シングルライダーでは3人くらい待ちですぐ乗れました。

さて乗ってみると、エアーランチらしく加速は力強く、速度以上の迫力は感じました。続けて特殊な形をした回転エレメントを連続でこなしていきます。高点が3回ありますが、そのいずれもの頂点でハングタイム的な感覚がありました。ラップバー車両が活かされています。

乗る前から分かっていたと言ってしまえばそれまでですが、見ての通りの短さです。全長というのはある意味一番嘘を付けない数字というか、短いものは短い。とはいえ、例えば、SFMMのフルスロットルでは、中間停止、逆向きの再加速などの演出を盛り込み、体感全長を長くする試みがされていました。そういった工夫も特になく、加えて言えば運営も安定せず効率も悪い。加速が力強い事を除けば、メーカーこそ違えどまさにフルスロットルの下位互換では?とも思ってしまったのでした。

初乗車:2022/6/23
乗車回数:1回 総合評価:☆☆
お勧め乗車:先頭?

Maxxってスペルは、なんか意味あるのでしょうか。
妊娠中の方は利用できません、ではなく、ふくよかな方はお腹のお肉より下までバーを下げろ、という事です。
シングルライダーの力は偉大です。
駅舎は比較的シンプルです。(目の前のお客さんの頭はとてもシンプルではないけど)
これだけのインバージョンがあってもラップバー、というのが、新常識になりつつあります。
アメリカでは珍しく、日本式で乗車列を指定されます。
ランチゾーンは前進してからなので、乗り場の下は推進用のタイヤのみです。
力強い急発進から急上昇!おそらく世界唯一の回転エレメントに突入します!
大きく下って、右カーブ
これも最近の流行りの!高速ハートラインロール!
最後はツイストダイブ状に落ちて、そのまま駅舎に戻ります。
なにしろこれだけですから、短さを感じるのは否めません。

・同社製別機種
ド・ドドンパ-富士急ハイランド