ジャージーデビルコースター/SFGAdv

設計/施工:RMC
最高高度:39m
最高速度:93km/h
コース全長:914m
最大傾斜角度:87度
安全装置:ショルダーハーネス
定員:1名×12両 12名 最大4編成運転
乗車時間:
周回数:1
乗車制限:
営業期間:2021/6/13-

RMC製シングルレールコースター。機種名としてはラプタートラックと言い、2018年からより小型のモデルが3機製作された後、ついに待望の大型として製作されました。

具体的には高さが7mほど高くなり、もちろん速さも上がっていますが、体感的には、全長と車両の長さがちょうど1.5倍ほど長くなっているのが顕著に感じます。充分な長さのあるコースターです。

さて、乗り心地は非常にスムーズで、浮きもいっぱいある、しっかり楽しめるコースターです。この機種自体初の利用ではありましたが、I-Box初乗車の時のような感動は無く、まあ、普通の良いコースターという印象でした。

1年後、カリフォルニアズグレートアメリカでより小型のレイルブレイザーに乗ってみてびっくり。こちらの方が圧倒的に面白いと感じてしまいました。詳細はそちらのページをご覧のうえ…

つまり、レイルブレイザーなどの小型版が激しすぎると感じた方にはこちらの方がお勧めというのと、12名乗りとはいえ乗り場で無停止の4編成運転は一見の価値有り!来園した日はガラガラだったのですが、これならかなり効率も良いのではないかと思いました。

初乗車:2022/7/1
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆☆
お勧め乗車:最後尾>先頭

この園は1回1ドル、園内周遊でも8ドルと、まあ比較的良心的な設定ですが、その代わり入口でのチェックも厳しく感じます。
そもそも比較的低コストなコースターを入れてる時点で、という話ではあるのですが、入口回りも比較的さっぱりしています。
乗り場は無停止で進みながら乗り込み、どんどん発車していきます。これはすごい!国内ではコースターに限って言えばUSJのスペースファンタジーザライドだけがまあ、比較的類似の仕様です。
高さ39mということで、この機種としては大型ですが、同園内においては小型寄り。写真で見ると、レールの小ささから相対的に大きくも見えます。
78度のファーストドロップに続いてダイブループで折り返し
大キャメルバック、ゼロGストールときて今度は……普通のカーブです。
続いてゼロGロール。比較的おおらかな動きが続きます。

・同社製類似機種
レイルブレイザー-カリフォルニアズグレートアメリカ

ヒドラザリベンジ/ドーニーパーク

設計/施工:B&M
最高高度:29m
最大落差:32m
最高速度:85km/h
コース全長:974m
最大傾斜角度:68度
安全装置:ショルダーハーネス
定員:4名×8両 32名 最大2編成運転
総工費:1300万ドル
乗車時間:2:35
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:身長54インチ以上
営業期間:2005/5/7-

B&M製フロアレスコースター(着座式ながら、足ブラブラで走行する車輛)。もちろんカスタムレイアウトで、2005年オープンという事で、この機種の旬は過ぎた頃でもあり、ちょっとした個性が光るコースになっています。

具体的にはまずスタート直後、巻き上げ前の低速ハートラインロールが名物です。名物、といえるほど有名ではないのですが、まず、明確にこの機種(どころか、B&M製全体でも…?)では唯一の要素であり、乗る前にもよく目立つ所にあり、印象に残ります。

また、コースはいわゆるテラインになっていて、コース後半に地形を活かした大きな落差が…あるにはあるのですが、よみうりランドのバンデットなどと比べるとちょっと分かりづらいですね。ちょうどその部分のコブラロールも、他とちょっと形が違っています。(園が園ならヒドラロールとか言い張りそう)

さて、ちょうどその地形を活かしたドロップになっているところこそが、1989-2003年にこの場所にあったヘラクレスという木製コースターの、まさにファーストドロップの場所。特に何かのリニューアルでもないのに~リベンジと名乗っているのは、つまり(ギリシア神話の)ヘラクレスに倒されたヒドラの逆襲(ヘラクレスを撤去して跡地にヒドラを新設)というお話。いいですか日本の遊園地の皆さん、これが”粋”です。(本心はもう10年くらい踏ん張ってRMCingされたヘラクレス・ザ・リベンジの方が良かった)

初乗車:2022/6/29
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾>先頭?

このロゴといい造形といい、振り切ってて最高ですね。
良いロゴなので色んな所に置かれています。
シダーフェアらしくテント屋根だけの非常にシンプルな待ち列です。絶対並びたくないですね。
先頭も乗っておきたいところですが、やっぱりちょっと乗降が遅いのもあって効率が悪めですので並ぶか悩むところです。
どの列もがらがらに見えるので、最後尾に乗りたいところです。
あっ…(とはいえ、そういう救済措置があるのは良いですね)
実は、フロアレスが一番安全に乗り降りできるのでは説
スタート直後の超低速ロール!これが名物です。B&Mでは非常に珍しいレイアウトだと思います。
珍しいというのは価値であり、この動きが非常に面白いとは思いませんが、印象には残っています。
ファーストドロップがフラットなのは良いですね。
コブラロールはインとアウトが非常に近いというか、斜めに上って斜めに下るような、ちょっと珍しい形状です。頂部での揺れも少なめの、好きな方のコブラロールです。
このゼロGロールは見やすいところにあり、写真がいっぱいあります。
まず、ゼロGロールが多いんですよね。コース全長に対して
と思ったら気持ちいいエアタイムヒルもあります。ツンデレですね。
フライングコースターほどではないですが、乗降に時間がかかるのでブレーキゾーンで待ちがちです。

・同社製類似機種
メデューサ-SFDK
ビザーロ(メデューサ)-SFGAdv
スクリーム!-SFMM
バットマンダークナイト-SFNE
ドミネイター-キングスドミニオン
パトリオット-カリフォルニアズグレートアメリカ
ファイアーバード-SFAm


新スペースマウンテン建設状況

2024/4

走路が転がっているという情報を聞きつけて来てみましたが…

新旧スペースマウンテンの位置関係はこのように
支柱はぼちぼち立ち始めてます。
レールが見えると聞いて来たのですが…
あちこちで溶接作業してるようでピカピカ光ってます
レールがあると聞いてきたのですが!!!(また来ます)
本家もですが、そもそも高さはそんなに無いんですよね。
建物の高さは38.5mのようです。
ところでこれも楽しみですね(こんなとこにできたんだ)

スーパーマンアルティメットフライト/SFDK

設計/施工:プレミアライド
最高高度:45m
最大落差:41m
最高速度:100km/h
コース全長:263m
最大傾斜角度:90度?
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:6名×2両 12名 最大1編成運転
総工費:600万ドル
乗車時間:45秒
最大プラスG:
周回数:1往復+1周
乗車制限:身長53インチ以上
営業期間:2012/6/30-

プレミアライド製のスカイロケット2というモデル。その1号機として導入されました。そのコンパクトさからか大ヒット機種になり、2024年現在既に世界で10箇所以上に設置されています。

では1はどこにあるのかというと、2010年にケニーウッドにそのままスカイロケットの名称で導入されており、つまりその後継機ということになるのですが、乗り物としては基本構造を共有するだけでほぼ別物です。3はというとこちらも1機だけ、SFMMのフルスロットルがあります。とはいえ、特にナンバリングの無い、類似機もあるので、この連番の意味は…

縦に2つの大きなループが連なったように見えるコースを、1.5往復のトリプルランチで登りきり、以降はそのまま一周して終了という流れです。非常にシンプルそうに見えますが、各パートの動きにそれぞれ個性がしっかりあり、そもそもの奇抜さもあり、個人的にはかなり好きなコースです。

特に最高速で頂部まで駆け上がった時の浮きと、高所でのインラインツイストが好きで、ブッシュガーデンウィリアムズバーグで乗ったテンペストでは、おそらく特注のショルダーハーネスがあっても怖かったのに、こんな高所でラップバーのみで逆さは、怖すぎてゲラゲラ笑ってしまいます。

所詮汎用機でもあり、わざわざここで、というものでもないのですが、逆に言うとここは奇跡の汎用機パラダイス、SFDK。その一号機に乗れると思えば炎天下1時間待ちも…(Jokerより並んだんだが…)

初乗車:2023/6/24
乗車回数:1回 総合評価:☆☆
お勧め乗車:先頭?

他パークではB&M製フライングコースターでよく使われている名前です。
12名乗り1両運転でこの大混雑!こりゃ大変!せめて屋根ありエリアに並ばせてほしい。
アメリカも徐々にこういう乗車姿勢などについての看板が増えている気がします。
ラップバーのみの非常に開放的な車両です。ブッシュガーデンズウィリアムズバーグで類似機に乗っていましたが、ショルダーハーネス(おそらくパークが特注)ありだったため、並んでいてもここで乗りたかったのはこのため。
急発進系はやっぱり乗り場が屋内になっていると良いですね。ちょっと見切れている操作盤、最近はこういった通常時、点検時、非常時で色分けされているのが主流のようでよく見かけます。
一回目は登り切らずロールバック
2回目、ここで登りきるときかなり良いエアタイム!
そして、こんな高所でラップバーのみでインラインツイスト、怖すぎ!!
大ドロップからのノンインバーティングループというエレメント、この流れも非常に気持ちよく、ちゃんとコースターとして楽しいです。
効率は悪いながら省スペース、インパクトあり、楽しい。あれ?この機種こそ日本向きでは…?

・同社製同一レイアウト
テンペスト-ブッシュガーデンズウィリアムズバーグ

・同社製類似機種
スカイロケット-ケニーウッド
フルスロットル-SFMM

フラッシュ:バーティカルベロシティ/SFDK

設計/施工:インタミン
最高高度:45m
最高速度:104km/h
コース全長:192m
最大傾斜角度:90度
安全装置:ショルダーハーネス
定員:4名×7両 28名 最大1編成運転
乗車時間:
周回数:2.5往復
乗車制限:身長54インチ以上75インチ以下
営業期間:2001/6/8-

インタミン製往復インバーテッドコースター。機種名としてインパルスコースターと呼ばれており、私含めて当たり前にその名前を使うコースターファンは多いですが、冷静に考えたらよく分かんないですよね。

機種としては片方がツイスト(ひねりあり)で、片方がスパイク(垂直タワー)の、ツイスト&スパイクというモデルですが、特にツイスト側のコースに注目。わずか30度ほどでしょうか。自慢の垂直タワーが無く、非常に薄い傾斜になっています。これは、2023年現在においても世界唯一の要素です。

乗ってみて納得、これはずばり、最後尾に乗るとせっかくのツイストにほぼかからずバックドロップしてしまうという、従来の垂直モデルの欠点を補い、どの列でも満遍なくツイストできるための工夫だったのです。最後尾と言えばこの機種全般の、折り返し側での垂直落下を一番長く楽しめる特等席。ありがたい配慮です。

気になったので先頭も乗ってみるとこれまた納得。ツイスト部分に突っ込む速度が相対的に速くなり、グイっと回される楽しさがありました。そもそもとして、インバーテッドコースターなので視覚的にも先頭が良く、どちらの席も甲乙つけ難い魅力があります。この日は他のコースターは1回づつしか乗れないほどの大混雑日でしたが、乗り比べておいて良かった。

ドーニーパークのポゼッシドなど、普及している一般的なツイスト&スパイクに乗ったことがあれば、ここならではの先頭を、そうでなくとも、シンプルにこの機種の魅力をしっかり味わいたいときは最後尾を、という具合で選ぶのが良いと思います。リニア系あるあるで、運休が非常に多いので、動いていたらすぐに乗るのが良いですね。

初乗車:2023/6/24
乗車回数:2回 総合評価:☆☆
お勧め乗車:先頭≧最後尾

2018年からフラッシュのテーマが足されたようです。
足元の昇降機構なんてもちろんないよ(もしかしてリニアゲイルにしか無かったのでは…?)
ドーニーパークで乗ったポゼッシドとほぼ同じ、非常に力強いちゃんとした加速です。
フラッシュになる前の塗装がこんにちはしかけちゃってますね。
このフロントタワーが名物!世界唯一の垂直ではないインタミンインパルスです!
こんな真下も通れるので最高です。
垂直verとはまた違った良さがあります。
バックタワーはスパイク!最後尾では変わらず良い浮き!
これで頂部ロック機構まで生きてたらたまらないと思います。

・同社製類似機種
ポゼッシド-ドーニーパーク
ウィケッドツイスター-シダーポイント
リニアゲイル-東京ドームシティ

メデューサ/SFDK

設計/施工:B&M
最高高度:45m
最大落差:45m
最高速度:104km/h
コース全長:1200m
最大傾斜角度:
安全装置:ショルダーハーネス
定員:4名×8両 32名 最大3編成運転
総工費:1500万ドル
乗車時間:3:15
最大プラスG:4.5G
周回数:1
乗車制限:身長54インチ以上
営業期間:2000/3/18-

B&M製フロアレスコースター。SFGAdvに同名の別機種が世界初のフロアレスコースター(着座式ながら、足ブラブラで走行する車輛)としてオープンして、SFFTのスーパーマンを挟んで3機目としてオープンしました。(なんか、この頃のシックスフラッグスのイケイケどんどん感が、いや、そんな話ここでするべきじゃないですね、はい)

コースの特徴は私が思うに2点。ファーストドロップがフラットドロップ寄りであることと、中盤にシーサーペントと呼ばれるエレメントがあること。言い換えると、それ以外は極めて標準的なB&Mフロアレスの1つであると言えます。今回は最後尾に乗れなかったのですが、普通に45mの大きな落下なので、ちゃんと落下感があればなかなか楽しいのではないかと思います。(つまり、中間車両では別に浮遊感なく落ちるだけでした)

シーサーペントとは、垂直ループの頂部で1回コークスクリューするようなエレメントで、フロアレスどころか、B&M製全般でも唯一、他は、パリ、フロリダのディズニーにあるロックンローラーコースター(Vekoma)などで採用されているのが有名というか、初出で、新しいものではオルトンタワーズのスマイラー(ゲルシュトラウアー)やケニーウッドのスチールカーテン(S&S)などがあり、いろんなメーカーが1機づつ作っている不思議なエレメントです。SLCでおなじみのロールオーバーとの違いは、頂部での回転の大きさだと思っています。あ、別にこれも特別面白くはないです。イメージとしてはコブラロールの頂部で折り返さずそのまま進む感じです。コブラロールよりは、無理がなくスムーズな動きに感じました。

SFMMのスクリーム、SFNEのバットマンダークナイトなど、多くのシックスフラッグス園でどんどん影が薄くなっていくフロアレスですが、ここではまだまだ現役(上記の皆さまも全然現役ですよ!)で、園の目玉級としての活気があります。というと聞こえは良いですが、そこには、00年代にハイパーを買ってもらえなかった、下級シックスフラッグスの哀愁みたいなものも感じられ、複雑な感情になるコースターです。※感じ方には個人差があります。

初乗車:2023/6/24
乗車回数:1回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾?

SFGAdvでは、ビザーロ期に乗ったため実は初めて乗る「メデューサ」というコースターです。
こんなところにもロゴがあるの、かわいいですね。
高さ45mって普通に大きいと思います(小並)
このアングル良いですね。私が一番好きなドラえもんの映画、のび太とアニマル惑星に出てくる門前に立てるおまもりに似てると思います。
左にはメデューサのダイブループ、右にはスーパーマンアルティメットフライト、ではここは?というと、なんと園外。左下に映っている2連の送迎トラムで駐車場まで送ってくれます。
垂直ループの気持ち良さはインバーテッドに軍配が上がります。
こちらが希少エレメントのシーサーペント。SLCでおなじみのロールオーバーとの違いは、上部でのツイストの落差…?
B&Mらしく3両分ちゃんと車庫があります。中間ブレーキがあるので、3両運転も…(するのかなあ…)(繁忙期でも2両運転すら満足にできない日本のB&M勢くん達みてる~~?)

・同社製類似機種
ビザーロ(メデューサ)-SFGAdv
スクリーム!-SFMM
バットマンダークナイト-SFNE
ドミネイター-キングスドミニオン
ヒドラザリベンジ-ドーニーパーク
パトリオット-カリフォルニアズグレートアメリカ
ファイアーバード-SFAm

ストームチェイサー/ケンタッキーキングダム

設計/施工:RMC
最高高度:30.5m
最高速度:84km/h
コース全長:836.5m
最大傾斜角度:78度
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:4名×6両 24名 最大2編成運転
総工費:1000万ドル
乗車時間:1:40
最大プラスG:3.8G
周回数:1
乗車制限:身長48インチ以上
営業期間:2016/4/30-

RMC製I-Boxコースター。ハイブリッドコースター…と書きかけて、元が木製トラック鉄支柱のハイブリッドコースターのリノベーションなので、現在は鉄×鉄。つまり、ただの鉄製コースターだということです。

このケンタッキーキングダムも元はシックスフラッグスとはいえ、2016年当時、I-Boxコースターとしてはシックスフラッグス以外で初導入ということで話題になったのを覚えています。(SFOTのテキサスジャイアントから5年はシックスフラッグスとの専属契約?みたいなのがあったような…?)1998年から2007年まで稼働したツイステッドツインズ(元からRMCみたいな名前だな)からの改装ですが、元が2レーンだったうちほぼ1レーンのみを使っているようです。

まず、前提として、RMCの最高の乗り心地と素晴らしいエアタイムはしっかりと用意されています。その上で特筆すべきポイントは、まずはファーストドロップに当たるバレルロールダウンドロップです。バレルロールをしながら落ちていくこのエレメント自体は、ツイステッドティンバーズで乗車済みでしたが、変わらず面白いと感じました。メデューサも乗りに行くかあ……

開幕から回転エレメントをかましてきたと思ったら回転エレメントはゼロGロールがあと1回に留め、比較的シンプルなキャメルバックがメインのコースですが、後半にはS字キャメルバックのような、頂部で浮きながら進路を逆向きに変える動きがあり、ここが振られる挙動があって面白いと感じました。終盤、POVなどで見るとどうしても減速してしまってるように見えていたのですが、全くそんなことを感じさせない、最後まで浮きもたっぷりの最高のコースターでした。

さて、同園の目玉コースターは?と聞かれると、来園時点では世界唯一のチャンスライド製ハイパーGT-Xコースター、ライトニングランが一番に挙げられて、ストームチェイサーはまあ、標準的なRMCにも一個乗れたね、くらいの感覚かと思って来園したのですが…あの、こっちのほうが圧倒的に面白いのですが!単純に、規模感も浮き方も近く、回転エレメントなどの技が利いている分上位互換では?とまで思ってしまいました。RMCの質の高さを改めて痛感させられました。

初乗車:2023/6/29
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆☆☆
お勧め乗車:最後尾>先頭

でました!園の奥にコースター1個だけ系!
白鯨のテストシートに近い感じで置かれていますが、先頭車両の造形は無しです。
デュアルステーションの片方を車庫にするのは最高ですね。点検もしやすいのではないかと思います。
巻き上げ前は大人しい方かと思います。
高さ30mということで、低めの部類に入ると思います。
バレルロールダウンドロップは、やっぱり良いですね。ファーストドロップ界の革命だと思います。
ファーストドロップで回転したのでセカンドドロップは普通のキャメルバックです。
続いてオーバーバンクターン
向こうで回ってきて、キャメルバック
ゼロGロール(実は、回転エレメントはファーストドロップとここだけです。)
キャメルバックの頂部で左→右と進路を変えるこの動き、カワセミなどのS字キャメルバックなどにも近いのですが、もう少し小刻みに動く感じがあって、面白いですよ。あまり他のRMCでは見かけない気がします。
はい、みんな好きでしょ、こういう写真(あんたが一番好きだろMFだのディアブロだのでもわざわざ待って似たようなのを)
終わり際、POV見てるともっと減速して尻すぼみかと思ってたのですが、全然そんなことなくてまだまだ最高です。
ところでほぼ全ての写真で当然のように先頭と最後尾しか人乗ってないですね。
クソガラ1トレインでしか得られない栄養をいっぱい得た1日でした。
デュエルコースターの実質片方だけで作ってるので、敷地内には他のRMCよりもいっぱい基礎が残ってます。探してみてね。

・同社製類似機種
白鯨-ナガシマスパーランド
ツイステッドティンバーズ-キングズドミニオン
ウィケッドサイクロン-SFNE
ジョーカー-SFDK

・同社製別機種
ゴライアス-SFGAm
ライトニングロッド-ドリーウッド

ジャイアントディッパー/サンタクルズビーチボードウォーク

設計/施工:D.H.モーガン(車両)
最高高度:21m
最大落差:20m
最高速度:88.5km/h
コース全長:805m
最大傾斜角度:
安全装置:ラップバー
定員:4名×6両 24名 最大2編成運転
総工費:5万ドル
乗車時間:1:52
周回数:1
乗車制限:身長50インチ以上
営業期間:1924/5/17-

1924年オープンの木製コースター。車両は2023年現在はD.H.モーガン製の標準的な車両が走っています。

海沿いの老舗遊園地で100年近く稼働する木製コースター、というと、有名どころではコニーアイランド、ルナパークのサイクロンなどがあり、カリフォルニア州内のサンディエゴにあるベルモントパークという遊園地にも、1925年オープンの同名の類似コースターがあります。

さて、そういった歴史ある木製コースターということで、どうしても色眼鏡で見てしまうというか、価値あるものに乗れれば、まあ、別に面白くなくてもね、みたいな気持ちがどうしてもありつつの乗車でしたが、これがコースターとして非常に楽しい!と感じました!これは、失礼な話ですが嬉しい誤算で、つまりこれまでに乗車した1920年代製コースターの中では、ダントツ一位ということになります。

コースは大きく2往復しながらキャメルバックの繰り返し(ダブルアウト&バック)で、大小キャメルバックが散りばめられていて、終盤には木組みの中をすれすれで走るパートもあります。6両目前列に1度乗車した限りですが、ほぼ全てのドロップで浮きがあり、非常に楽しめました。

夕暮れのパークの雰囲気も非常に良く、また、同日の日中には同じモーガン車両のほぼ浮かない木製コースター、グリズリー(カリフォルニアズグレートアメリカ)に乗車しており、それとの対比などもある為過大評価とも言えなくもないのですが、この1回のためにもCGAを早めに切り上げてこのパークまで来て本当に良かったと改めて思います。また行くことができたらしっかり時間を取って乗りまくりたいコースターです。

初乗車:2023/6/23
乗車回数:1回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾?

入口はパークのちょうど中央付近。メインストリートを歩いていると立派な看板があります。
外まで列ができていましたが待ち時間自体は30分程度だったと思います。
並んでいる間はこのようなものを見て過ごしましょう。
2024年には100周年を迎える長寿コースターです。
スペックや過去の累計乗車人数などが書いてあります。
この時期のコースターあるある、乗り場はカーブしています。乗車列は指定され、空席の希望はできますが次回運転の先頭待ちはできませんでした。
巻き上げの旗が最高ですね。
暗さも良い感じになってきました。
よくこんな板の摩擦だけで止まれるなと、毎度思います。
2両運転が綺麗に決まっています。

ジョーカー/SFDK

設計/施工:RMC
最高高度:30.5m
最高速度:85km/h
コース全長:975.5m
最大傾斜角度:78度
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:4名×6両 24名 最大2編成運転
総工費:780万ドル
乗車時間:2:00
最大プラスG:3.4G
周回数:1
乗車制限:身長48インチ以上
営業期間:2016/5/30-

RMC製I-Boxトラックコースター。1999-2015の間稼働したGCI製木製コースター、ロアーを改修して作られました。

RMCハイブリッドが初めて作られたのは2011年、シックスフラッグスオーバーテキサスのニューテキサスジャイアント。それから5年経ち、シックスフラッグスマジックマウンテンのコロッサスなどもまあ、アイコニックではあるけど古さはあり、仕方ないと思っていましたが、ついに90年代のGCI木製もか、と思ったのを覚えています。

RMC製コースターらしいスムーズな乗り心地と素晴らしい浮き、逆バンクにゼロGストールと盛りだくさんの、大変楽しめるコースターです。もちろん、同園では断トツ1位のコースターと言えます。ファーストドロップがロアー譲りのやや曲がり落ちになっている点や、ステップアップアンダーフリップと呼ばれるゼロGロールからカーブに転ずるような動きが比較的レアと言えます。

一方で、もうこれは、白鯨を知ってしまった日本人の宿命になってしまったのですが、白鯨の下位互換と言い切っていいかと思います。もちろん、これにしかない上記のような動きもあり、また、乗車も後ろ寄り1回限りのため、実は先頭が最高!などの可能性も否めませんが…

便宜上白鯨を例に出しましたが、ウィケッドサイクロンやツイステッドティンバーズなど、近い規模でももっと小刻みな動きや個性を持つコースターと比べても印象に残りづらく、それぞれベースとしては一線級の、極めて高レベル同士の争いではあるのですが、その中ではまあ、標準機と言えるかと思います。(乗り手側が慣れてしまった、というのも、あると思います)

同じ時期に他のシックスフラッグスパークには同名のS&S製フリースピンコースターが導入されていますが、同園にはこのジョーカーが先に設置され、そちらは2019年にバットマンザライドという名称(シックスフラッグスフィエスタテキサスに設置された1号機と同名)で設置されています。ややこしいですね。

初乗車:2023/6/24
乗車回数:1回 総合評価:☆☆☆☆
お勧め乗車:最後尾?

他のシックスフラッグス園では4Dフリースピンなどで使われがちなジョーカーがここの目玉です。
土曜日の来園は悪手でした!約1時間待ち!
ホームにストレージはありませんと書いてありますが…
ウエストポーチも不可と書いてありますが…
一般的なRMC車両です。
スーベニアカップとウォーターボトルのみとのことですが、みんな荷物普通に置いてました。
左に曲がりながらスタートします。
キャメルバックを1つ経て右カーブ、巻き上げへ。この後ももう数個キャメルバックがあるのですが、白鯨などと比べると大人しめな滑り出しです。
高さ30mということで、やや小型ということになります。
ファーストドロップは落ち始めはフラットですが途中で右に曲がっていきます。
このファーストドロップはちょっと珍しい動きで、早速、お!となります。
ステップアップアンダーフリップという希少な回転エレメントへ。体感的には、ゼロGロールしてそのままカーブするだけです。(体感的には、というか、つまりそうでは?笑)
続いてRMCの台頭ですっかりお馴染みになったゼロGストール。やや小ぶりです。
ここはいいですね。左に少し振ってから右に大バンクターン!こういう動きが中小規模RMCの醍醐味だと思っています。
この後は低い位置でキャメルバックと大バンクカーブが続き、バレルロールが1回あります。
ホームに戻る前に屋根付きの車庫を通過するあたり、元GCI木製だなあと感じます。

・同社製類似機種
白鯨-ナガシマスパーランド
ツイステッドティンバーズ-キングズドミニオン
ウィケッドサイクロン-SFNE
ストームチェイサー-ケンタッキーキングダム

・同社製別機種
ゴライアス-SFGAm
ライトニングロッド-ドリーウッド

ケンタッキーランブラー/ビーチベンド

設計/施工:GCI
最高高度:29m
最大落差:24.5m
最高速度:76km/h
コース全長:862m
最大傾斜角度:
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:2名×12両 24名 最大1編成運転
総工費:
乗車時間:
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:身長48インチ以上
営業期間:2006/5/6-

GCI製木製コースター。同社製としては標準的な規模、コースで、程よい振動に包まれながらカーブとエアタイムを繰り返す非常に楽しい木製コースターです。

2006年のオープン当初からミレニアムフライヤー車輛が採用されています。GCIとしては比較的初期のコースターということになりますが、後に多数の、というか以降ほぼ全てのコースターを手掛けるJeff Pike氏の最初期の作品でもあります。

同園では断トツ1位のライド、というか、この園自体がほぼこれに乗るために訪れるパークということになりますが、各地に優れたGCI製コースターが増えた2023年現在においては、わざわざこれだけのために訪れると…という感情は否めません。(嬉しい悲鳴ではありますが…)

ちょうど来園した時はセカンドドロップ周辺の走路の一部が既存の木製レールからTitan Trackと呼ばれる新型の鉄製レールに置き換えられたばかりで、そこだけ乗り心地が良くなるのが新鮮で面白かったです。

初乗車:2023/6/29
乗車回数:3回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾>先頭

こんなこざっぱりした入口ですが、待ち列はかなり長くとってあります。
1両運転でこれ全部並んだら普通に2hとかかかるのではないかと思います。
やっと駅舎に着きました。
こんなローカルパークゆるゆるかと思ったらしっかり注意されます。
先頭のロゴが無くなって本当に素のミレニアムフライヤーという感じです。
右に曲がって巻き上げへ。
この、巻き上げ前にちょっと走る区間も大体良いですねGCIは。
巻き上げの横についてる照明がつく頃に乗ったらまた良いだろうなあ。
GCIの一般的なファーストドロップという感じです。
2023年はこの部分がTitan Trackにリニューアル!ここだけ、本当に乗り心地が変わります。
これ、ちゃんと木製っぽいんですよね、でも、スムーズ。普通に良いと思います。
GCIらしいカーブとアップダウンが続きます。
出口に掲載してあった記事など

・同社製類似機種
サンダーヘッド-ドリーウッド
ゴールドストライカー-CGA
アポカリプス-SFMM
ライトニングレーサー-ハーシーパーク
ワイルドキャット-ハーシーパーク
インベーダー-BGW