ワイルドキャット/ハーシーパーク

設計/施工:GCI
最高高度:32m
最大落差:26m
最高速度:80km/h
コース全長:970m
最大傾斜角度:
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:2名×12両 24名 最大2編成運転
総工費:500万ドル
乗車時間:
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:
営業期間:1996/5/26-2022/7/31

GCI製木製コースター。その1号機として1996年にオープンし、2022年に終了。2023年よりRMC製ハイブリッドコースター「ワイルドキャットリベンジ」として稼動しています。

また、車両は一般的なPTC車両でオープンし、2007年からクローズまではミレニアムフライヤー車両が稼動していました。同園内には同社製の並走木製コースター「ライトニングレーサー」が2000年にオープンしており、こちらはオープンからミレニアムフライヤーが走っているとのことです。

高さ32mからの右に曲がりながらのファーストドロップに始まり、アップダウンとカーブを繰り返し、エアタイムもしっかりとある、1号機ながら既にGCIらしさがしっかりと完成している優れたコースです。ライトニングレーサーの方が乗り心地は良いのですが、浮きは少なく感じました。個人的には、こちらの方が好みです。

そう、コースは良いのですが、シンプルに振動が多いのがまあ、最大の問題というか、つまり、そろそろ閉めてRMC化を…という判断の最大の要因になった、と思いきや、結構前に乗った人も痛かったという感想をよく聞くので、これはつまり、揺れの多いコースターだったということですね。(結論)

1923年に同園初のコースターとして導入されたワイルドキャットから名前をもらい、以降世界的メーカーとなるGCI社の華々しいデビューとなったコースター。その最終年に乗ることが出来て本当に良かったです。

初乗車:2022/6/27
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾?

例に漏れずこのエントランスから乗り場までは空いていてもかなりの距離を歩きます。
アメリカではあまり見ない、「ここまで埋まったとして、何分待ちですよ」系の常設表記(30分 って単数形なんだ)
正面のバーベキュー場みたいなところも待ち列です。
このパークは基本的にホームに荷物置き場があります。
PTCトレインでオープンして、2007年よりミレニアムフライヤーに変更されています。
2編成とも赤色です。
例によって走行中の写真ほぼ無いのですが、何より乗れて良かったです!

・同社製類似機種
ケンタッキーランブラー-ビーチベンド
サンダーヘッド-ドリーウッド
ゴールドストライカー-CGA
アポカリプス-SFMM
ライトニングレーサー-ハーシーパーク
インベーダー-BGW

ビースト/キングズアイランド

設計/施工:
最高高度:33.5m
最大落差:43m
最高速度:104km/h
コース全長:2243m
最大傾斜角度:
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:6名×6両 36名 最大3編成運転
総工費:400万ドル
乗車時間:4:10
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:身長48インチ以上
営業期間:1979/4/14-

森の中を駆け巡る巨大木製コースター。高さ、速さも十分凄いのですが、特筆すべきはその長さで、2回巻き上げの2243m。木製世界最長を40年以上保持しているのはもちろんのこと、2000年までは鉄製も含めても世界最長でした。

森の中を駆け巡る、とさらっと書いてしまいますが、類似のコンセプトのコースターは多々あれど、これほど森の中の中まで突き進むコースターは、他にないのではないかと思います。とにかく、元の乗り場どころか、あれ?遊園地どこだっけ?となるほどの大冒険コース、これこそが、最大の魅力です。

私がこのコースターの存在を知ったのは、2002年に発売されたDVD「ハイビジョンジェットコースター」か、その頃見ていたWebサイト「絶叫天国」さんやりちゃあどさんの2003年アメリカ旅行記か、2004年の「ズームイン走力取材!世界の絶叫マシンいちばんこわ~いの決定戦」か、当時はまだまだ現役のサンオブビーストと共に、まさしく世界の2大木製コースターとして語られることが多く、これに乗る、という事は、一つの人生のマイルストーンというか、いや、そんな事を言い出したらこの旅行中乗ったコースターほぼ全てそうなのですが、その中でも特に、やはりビーストだけは乗らずには死ねない。という強い意志を持っての乗車になりました。

はい、こういう前書きは実質フラグなのと、私もローラーコースターフリークとして自分に嘘はつけないというか、こういうのを感情補正だけで語るのもよくないのであれですが、つまり浮きが少ない(というか、ほぼ無い)、トリムブレーキが多く、ただ減速しながら直進するだけの区画が目立つなどが、あります。各コースターに付けている☆の評価数、結構適当に付けてるのもあるのですが、これに関しては珍しくちゃんと迷いました。でも、3にさせてください。

別途そちらでまた述べる予定ですが、例えば、同園内のミスティックティンバーズ。これに乗った時思わず「これこそ本当のビーストの息子だ(It’s REALLY Son of Beast!)」と口にしてしまいました(前の席の人に笑われました)。規模こそ大きく劣りますが、森林疾走の要素を持ちつつ、浮きもバンクカーブもばっちり、中だるみ無しの優れたコースターが同園内に、そして他のパークにも現れた現代だからこそ、それらの”父”たるビーストに、まずは乗ることができて良かった。そして、これからも唯一無二の存在で在り続けてほしい。というのがこのコースターに対して思うことです。

20年乗りたかったコースターに乗ったとなると、どうしても書きたい事が多くて長くなってしまいますが最後にもう一件だけお付き合いください。ビーストは、RMC化すべきか、という件。もちろん、答えはNO。なのですが…

https://youtu.be/ASPRZeaKVDE?si=i9l00fAbR5I7fEhK
こんなただのファンメイド映像に一喜一憂してもアレなのですが、これほぼ確実に世界一のコースターになるんですよね。笑

とはいえ、同じものは二度と作れないので、つまり、ビーストはそのままで、これは別で作ってくださいね。全人類が幸せになります。その時が来ても来なくても、絶対また乗りに行くぞ!

初乗車:2023/6/30
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:夜 先頭?

園の一番奥にあります。足跡マークを辿っていくと乗り場です。
もちろんACEローラーコースターランドマークに認定されています。
36人乗り3両運転なので効率は良いです。
並んでる間はこういうのを読んでいましょう。いっぱい貼ってあります(まあ、読んでないんですけどね)
ここで列が分かれる風の看板がありますが、来園した日は列の先頭まで進んだらスタッフから列を指定される日本に近い運営でした。希望は聞いてもらえます。
乗り場まで来てからまだこれだけキューラインが用意されているの、初利用で知らずにたどり着いたら絶望すると思います。
ほぼ全ての注意看板がビーストのテーマに合わせやすくて良いですね。
2*3の一般的なPTC車輛ですが、背もたれは高めです。6両編成ということで、木製コースターとしては最多クラスの定員です。
赤から黄色にグラデーションになっているのは初期のカラーリングの復刻で、赤単色のイメージが強い人も多いのではないでしょうか。ちょうどその頃、サンオブビーストもこのようなグラデーションの配色になっていました。
大きく右回りでカーブしながら、大冒険に出発です。
他のコースターに負けず劣らず、ほぼここしか見えません。
本当にここしか見えません。
ここしか見えないっつってんだろ!!(コース見学イベントもいつか行きたいですね)
ほんとにこの巻き上げ前の写真だけで終わってしまいます。ナイトライドは最高ですよ。ぜひ乗ってください。花火開催時の運休があるので、ちょっと早めに乗るか、開き直って(花火鑑賞は捨てて)ラインカットギリギリに並ぶかのどちらかになると思います。

なんでわざわざこんなこと書くかというと、乗り終わって花火見て帰る、のつもりが、あと3運転くらいのところで中断されて、花火もろくに見えない待ち列内で1時間弱ストップの刑に処されたからです。あるあるっぽいので、皆さまお気を付けを。打ち上げの20分前くらいには運休入ってたイメージです。

ツイスター/クノーベルズ

設計/施工:
最高高度:30m
最大落差:27m
最高速度:82km/h
コース全長:1200m
最大傾斜角度:
安全装置:ラップバー
定員:4名×6両 24名 最大2編成運転
総工費:300万ドル
乗車時間:2:10
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:身長42インチ以上
営業期間:1999/7/24-

中型木製コースター。その名の通り、コンパクトな敷地でカーブとアップダウンを繰り返すツイスター型のレイアウトになっています。カーブが主体ではありますが途中に用意されているキャメルバックではしっかり浮きがあり、満足度の高いコースです。

そもそも高さ30mに対して全長が1200mもあり、かなり長いと感じます。規模に関して言えば同園の名物である木製コースターフェニックスより大型ということにもなります。規模としては大型ながら2番手、3番手にされがちな園内での扱いなども含めて、ホリデイワールドのレジェンドが近い雰囲気があります。

2回に分けての巻き上げなど、ちょっとした事ですが珍しい要素もあり、地名度は低いですが見所はあるコースターです。フェニックス目当てで来園した際にもぜひ乗ってもらいたいです。

初乗車:2022/6/28
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾? 奇数列

立体の看板、かわいいですね。
何両運転か教えてくれる看板(便利)(とはいえ、ああ、1か。となるだけ とも)
ラチェット&クランクでも見た(?)ゴールデンボルトだ!
非常に一般的なPTCの2×2車両です。
魚眼レンズで撮っているから、ではなく、本当に乗り場が曲がっています。
先頭にも立体ロゴ!
実は、同園内では最大規模のコースターです。
乗り場にいるとこの巨大傾斜ループが良く見えます。
乗り場にいなくてもよく見えます。ここ以外ほぼ見えないとも言い換えられます。
出口通路から見るのも良いですね。
ほんとにここしかねえんだな写真が
もう1両は赤色のようです。

レジェンド/ホリデイワールド

設計/施工:CCI
最高高度:30m
最大落差:34m
最高速度:95km/h
コース全長:1232m
最大傾斜角度:
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:4名×6両 24名 最大2編成運転
総工費:300万ドル
乗車時間:2:00
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:身長48インチ以上
営業期間:2000/5/6-

CCI製木製コースター。同園としてはレイブンに次いで2機目のCCI木製であり、以降2006年には後継のグラビティグループ社製ボヤージュを導入しています。ボヤージュは支柱が鉄のハイブリッドコースターではありますが、実質的にはこの3機で3大木製コースターのような扱いになっています。

それらの中でもある意味最も語られる事の少ない本機ですが、規模は大きく浮きもしっかりあり、他2機に負けず劣らず森の中を駆け抜ける爽快感もばっちりの、充分に楽しめるコースターです。カーブが中心のいわゆるツイスター寄りのレイアウトになっているのが特徴といえます。

クノーベルのツイスターに乗ったときも、同園内のフェニックスが有名すぎて相対的に過小評価されているのでは?と思ったのですが、このレジェンドも良く似たポジションのように感じます。シンプルに待ち時間も一番少ないので(立地は1番良いのに)、ぜひサクッと乗りましょう。

初乗車:2023/6/28
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:6両目前列?

このパーク、入園口に1つテストカー置いておけばいいのでは?笑(入って早々メイン3機乗れなくなった人の気持ちを考えよう)
待ち列はほぼ屋根なしです。
この日動いていた中では一番空いていました。
一般的なPTC車輛です。
レイブン同様、ハロウィンエリアにあるコースターです。
巻き上げは結構高めです。
頂部に旗が立っているのは色んなパークにありますが、カラーリングが独特
ファーストドロップもなかなかいい落差があり、そのまま左カーブへ。
コース後半はほぼ園内から見えません。プールエリアやフリュームライドから一部見えるのみです。ツイスター寄りのレイアウトで迫力満点!

ウッドゥンウォーリア/クアシーアミューズメントパーク

設計/施工:グラビティグループ
最高高度:10m
最大落差:11m
最高速度:56km/h
コース全長:377m
最大傾斜角度:48.5度
安全装置:ラップバー
定員:2名×6両 12名 最大1編成運転
総工費:
乗車時間:
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:身長42インチ以上 48インチ未満付き添い要
営業期間:2011/4/23-

グラビティグループ製小型木製コースター。同社としては高さ10m以下の小型は初であったのと、オープン日からすると、おそらく世界初のティンバーライナー車両が導入されたコースターではないかと思います。同年5/7には、スウェーデン、グローナルンドのツイスターがオープンしています。

私にとってもこの車両は初乗車になりましたが、コンセプトが比較的近いGCI製のミレニアムフライヤー車両に勝るとも劣らない、開放的で座りやすい良い車両だと思いました。そして何よりこのコースター、規模は非常に小さいながらも浮きもバンクカーブもしっかりあって、トンネルなど視覚変化もあり、大変楽しめました。高さ10m、全長400m未満というスペックでは最上位クラスの充実度だと思います。身長制限も42インチ(107cm)以上ということで小さな子供も楽しそうに乗っていてとても幸せな気持ちになります。

アメリカに行くと割とどの遊園地にも小型木製コースターがあって、そのほとんどがどちらかというとレトロ路線なのに対し、こちらは比較的新しいだけあってしっかり楽しめる、ちゃんとしたコースターです。このパークは実質これに乗るために行くということになりますが、SFNE、レイクコンパウンスからは比較的近く、ちょっと頑張れば3パーク1日も狙えますので、ぜひ。(ちょっと頑張る必要はあります。)

初乗車:2022/6/30
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾?

ウォーリア(戦士)ってそういう系のなんだ
ちょっと分かりづらいですが左が入口です。
結構注意書きは多いです。
1両運転ですので、待ちが12名以内の時に並びたいところですね。
ついに!ティンバーライナーに!!
最後尾にいるスタッフ風の人、というか、スタッフ、普通に並んで、乗ってます。いいですね(?)
本当に、高さ10mなんですよね。
そういえば、アメリカの人ここにロゴ付けるの好きな気がします。レイブンとか(まあ、その2例くらいな気も)(八木山コークを見たアメリカ人「日本人そこにロゴ付けるの好きな気がします」)
例えば鉄製だと、ラグナシアのアクアウィンドとか乗った時に、他の大型コースターの後半の1シーンを切り取ったような、という表現をよく使うのですが、まさに、木製版のそういう感じ。
こういうトンネルの配置なんかも含めて、メジャークラスの木製の後半っぽいんですよね。
ここから写真撮ってね、みたいなデッキがあるので、そこから
駅舎の横を通り過ぎて、もう一度折り返してきて終了です。
面白さ÷規模で言ったらかなり満足度は高いと思います。

・同社製類似機種
ケンタッキーフライヤー-ケンタッキーキングダム

サンダーバード/ホリディワールド

設計/施工:B&M
最高高度:43m
最高速度:97km/h
コース全長:925m
安全装置:ショルダーハーネス
定員:4名×5両 20名 最大2編成運転
総工費:2200万ドル
乗車時間:1:18
周回数:1
乗車制限:身長52インチ以上78インチ以下
営業期間:2015/4/25-

B&M製ウイングコースター。レールの左右に分かれて乗る、乗客の上にも下にもレールが無い状態で走行する車両が特徴の機種です。そんなウイングコースターどころか、B&M製全体でも2024年現在これと、イギリス チェシントンワールドオブアドベンンチャーのマンドリルメイヘムの2機のみの特徴として、LSMによる急加速から始まる事があります。これはですね、シンプルに最高なのでぜひもっと導入されてほしいです。(以降約10年全く増えていないという事は…)

マンドリルメイヘムには乗っていませんが、複数回加速で最高速度72km/hということで、3.5秒で97km/hまで加速するこちらの方が数字的には圧倒的に上というか、ほぼ世界唯一の仕様ということになります。また、ホリデイワールドとしては2006年のボヤージュまで木製コースターを3機導入し続け、ついに鉄製…!と思ったのを覚えています。

そんな変り種であることに加え、同園の他のコースター同様、森の中を駆け抜ける視覚効果も加わり、更に造形物として納屋にぶつかりそうになる演出などもあり、楽しめます。

独特の締め付け感があるハーネスに嫌悪感があり、あまりこの機種を好きになれない私ですが、これに関してはかなり気に入りました。園の最奥地にあるため比較的空いている印象です。1日2回ここまで来るくらいならと思って3回連続で乗ってしまいました。

初乗車:2023/6/28
乗車回数:3回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:先頭 

入口はちょうどこの発車口の下あたり ボヤージュのエリアから更に奥です。
ロールバックは正常です のご案内ももはやお約束
左右振り分けにスタッフがいないので、混雑が変わらなそうであれば乗りたい方に行きましょう
このパークはこういう案内も丁寧です。
ウイングコースター特有の広々とした乗り場です。
1区画前に進んで、そこから発車していきます。
ウイング×急加速、最高です!
LSMで3,5秒で97km/hということで、強烈さより気持ち良さが勝る加速です。
42mのインメルマン、つまり、このコースターの最高高度は逆さ向きで迎えるということになります。
つまり、このインメルマン後の下りがこのコースターの最大落差です。
38mの垂直ループ!
はい、後半の写真は例によって森の中のためありません。ゼロGロールとインラインツイストがあり、納屋に突っ込む演出などもあります。
ここはライドフォトも比較的盛んに売っていたのですが、ボヤージュ同様、よくないハンドサインの方の写真が容赦なく消されていて残念な感じになっていました。

・同社製類似機
ゲートキーパー-シダーポイント
ワイルドイーグル-ドリーウッド
XフライトSFGAm

ヒドラザリベンジ/ドーニーパーク

設計/施工:B&M
最高高度:29m
最大落差:32m
最高速度:85km/h
コース全長:974m
最大傾斜角度:68度
安全装置:ショルダーハーネス
定員:4名×8両 32名 最大2編成運転
総工費:1300万ドル
乗車時間:2:35
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:身長54インチ以上
営業期間:2005/5/7-

B&M製フロアレスコースター(着座式ながら、足ブラブラで走行する車輛)。もちろんカスタムレイアウトで、2005年オープンという事で、この機種の旬は過ぎた頃でもあり、ちょっとした個性が光るコースになっています。

具体的にはまずスタート直後、巻き上げ前の低速ハートラインロールが名物です。名物、といえるほど有名ではないのですが、まず、明確にこの機種(どころか、B&M製全体でも…?)では唯一の要素であり、乗る前にもよく目立つ所にあり、印象に残ります。

また、コースはいわゆるテラインになっていて、コース後半に地形を活かした大きな落差が…あるにはあるのですが、よみうりランドのバンデットなどと比べるとちょっと分かりづらいですね。ちょうどその部分のコブラロールも、他とちょっと形が違っています。(園が園ならヒドラロールとか言い張りそう)

さて、ちょうどその地形を活かしたドロップになっているところこそが、1989-2003年にこの場所にあったヘラクレスという木製コースターの、まさにファーストドロップの場所。特に何かのリニューアルでもないのに~リベンジと名乗っているのは、つまり(ギリシア神話の)ヘラクレスに倒されたヒドラの逆襲(ヘラクレスを撤去して跡地にヒドラを新設)というお話。いいですか日本の遊園地の皆さん、これが”粋”です。(本心はもう10年くらい踏ん張ってRMCingされたヘラクレス・ザ・リベンジの方が良かった)

初乗車:2022/6/29
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾>先頭?

このロゴといい造形といい、振り切ってて最高ですね。
良いロゴなので色んな所に置かれています。
シダーフェアらしくテント屋根だけの非常にシンプルな待ち列です。絶対並びたくないですね。
先頭も乗っておきたいところですが、やっぱりちょっと乗降が遅いのもあって効率が悪めですので並ぶか悩むところです。
どの列もがらがらに見えるので、最後尾に乗りたいところです。
あっ…(とはいえ、そういう救済措置があるのは良いですね)
実は、フロアレスが一番安全に乗り降りできるのでは説
スタート直後の超低速ロール!これが名物です。B&Mでは非常に珍しいレイアウトだと思います。
珍しいというのは価値であり、この動きが非常に面白いとは思いませんが、印象には残っています。
ファーストドロップがフラットなのは良いですね。
コブラロールはインとアウトが非常に近いというか、斜めに上って斜めに下るような、ちょっと珍しい形状です。頂部での揺れも少なめの、好きな方のコブラロールです。
このゼロGロールは見やすいところにあり、写真がいっぱいあります。
まず、ゼロGロールが多いんですよね。コース全長に対して
と思ったら気持ちいいエアタイムヒルもあります。ツンデレですね。
フライングコースターほどではないですが、乗降に時間がかかるのでブレーキゾーンで待ちがちです。

・同社製類似機種
メデューサ-SFDK
ビザーロ(メデューサ)-SFGAdv
スクリーム!-SFMM
バットマンダークナイト-SFNE
ドミネイター-キングスドミニオン
パトリオット-カリフォルニアズグレートアメリカ
ファイアーバード-SFAm


メデューサ/SFDK

設計/施工:B&M
最高高度:45m
最大落差:45m
最高速度:104km/h
コース全長:1200m
最大傾斜角度:
安全装置:ショルダーハーネス
定員:4名×8両 32名 最大3編成運転
総工費:1500万ドル
乗車時間:3:15
最大プラスG:4.5G
周回数:1
乗車制限:身長54インチ以上
営業期間:2000/3/18-

B&M製フロアレスコースター。SFGAdvに同名の別機種が世界初のフロアレスコースター(着座式ながら、足ブラブラで走行する車輛)としてオープンして、SFFTのスーパーマンを挟んで3機目としてオープンしました。(なんか、この頃のシックスフラッグスのイケイケどんどん感が、いや、そんな話ここでするべきじゃないですね、はい)

コースの特徴は私が思うに2点。ファーストドロップがフラットドロップ寄りであることと、中盤にシーサーペントと呼ばれるエレメントがあること。言い換えると、それ以外は極めて標準的なB&Mフロアレスの1つであると言えます。今回は最後尾に乗れなかったのですが、普通に45mの大きな落下なので、ちゃんと落下感があればなかなか楽しいのではないかと思います。(つまり、中間車両では別に浮遊感なく落ちるだけでした)

シーサーペントとは、垂直ループの頂部で1回コークスクリューするようなエレメントで、フロアレスどころか、B&M製全般でも唯一、他は、パリ、フロリダのディズニーにあるロックンローラーコースター(Vekoma)などで採用されているのが有名というか、初出で、新しいものではオルトンタワーズのスマイラー(ゲルシュトラウアー)やケニーウッドのスチールカーテン(S&S)などがあり、いろんなメーカーが1機づつ作っている不思議なエレメントです。SLCでおなじみのロールオーバーとの違いは、頂部での回転の大きさだと思っています。あ、別にこれも特別面白くはないです。イメージとしてはコブラロールの頂部で折り返さずそのまま進む感じです。コブラロールよりは、無理がなくスムーズな動きに感じました。

SFMMのスクリーム、SFNEのバットマンダークナイトなど、多くのシックスフラッグス園でどんどん影が薄くなっていくフロアレスですが、ここではまだまだ現役(上記の皆さまも全然現役ですよ!)で、園の目玉級としての活気があります。というと聞こえは良いですが、そこには、00年代にハイパーを買ってもらえなかった、下級シックスフラッグスの哀愁みたいなものも感じられ、複雑な感情になるコースターです。※感じ方には個人差があります。

初乗車:2023/6/24
乗車回数:1回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾?

SFGAdvでは、ビザーロ期に乗ったため実は初めて乗る「メデューサ」というコースターです。
こんなところにもロゴがあるの、かわいいですね。
高さ45mって普通に大きいと思います(小並)
このアングル良いですね。私が一番好きなドラえもんの映画、のび太とアニマル惑星に出てくる門前に立てるおまもりに似てると思います。
左にはメデューサのダイブループ、右にはスーパーマンアルティメットフライト、ではここは?というと、なんと園外。左下に映っている2連の送迎トラムで駐車場まで送ってくれます。
垂直ループの気持ち良さはインバーテッドに軍配が上がります。
こちらが希少エレメントのシーサーペント。SLCでおなじみのロールオーバーとの違いは、上部でのツイストの落差…?
B&Mらしく3両分ちゃんと車庫があります。中間ブレーキがあるので、3両運転も…(するのかなあ…)(繁忙期でも2両運転すら満足にできない日本のB&M勢くん達みてる~~?)

・同社製類似機種
ビザーロ(メデューサ)-SFGAdv
スクリーム!-SFMM
バットマンダークナイト-SFNE
ドミネイター-キングスドミニオン
ヒドラザリベンジ-ドーニーパーク
パトリオット-カリフォルニアズグレートアメリカ
ファイアーバード-SFAm

ジャイアントディッパー/サンタクルズビーチボードウォーク

設計/施工:D.H.モーガン(車両)
最高高度:21m
最大落差:20m
最高速度:88.5km/h
コース全長:805m
最大傾斜角度:
安全装置:ラップバー
定員:4名×6両 24名 最大2編成運転
総工費:5万ドル
乗車時間:1:52
周回数:1
乗車制限:身長50インチ以上
営業期間:1924/5/17-

1924年オープンの木製コースター。車両は2023年現在はD.H.モーガン製の標準的な車両が走っています。

海沿いの老舗遊園地で100年近く稼働する木製コースター、というと、有名どころではコニーアイランド、ルナパークのサイクロンなどがあり、カリフォルニア州内のサンディエゴにあるベルモントパークという遊園地にも、1925年オープンの同名の類似コースターがあります。

さて、そういった歴史ある木製コースターということで、どうしても色眼鏡で見てしまうというか、価値あるものに乗れれば、まあ、別に面白くなくてもね、みたいな気持ちがどうしてもありつつの乗車でしたが、これがコースターとして非常に楽しい!と感じました!これは、失礼な話ですが嬉しい誤算で、つまりこれまでに乗車した1920年代製コースターの中では、ダントツ一位ということになります。

コースは大きく2往復しながらキャメルバックの繰り返し(ダブルアウト&バック)で、大小キャメルバックが散りばめられていて、終盤には木組みの中をすれすれで走るパートもあります。6両目前列に1度乗車した限りですが、ほぼ全てのドロップで浮きがあり、非常に楽しめました。

夕暮れのパークの雰囲気も非常に良く、また、同日の日中には同じモーガン車両のほぼ浮かない木製コースター、グリズリー(カリフォルニアズグレートアメリカ)に乗車しており、それとの対比などもある為過大評価とも言えなくもないのですが、この1回のためにもCGAを早めに切り上げてこのパークまで来て本当に良かったと改めて思います。また行くことができたらしっかり時間を取って乗りまくりたいコースターです。

初乗車:2023/6/23
乗車回数:1回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾?

入口はパークのちょうど中央付近。メインストリートを歩いていると立派な看板があります。
外まで列ができていましたが待ち時間自体は30分程度だったと思います。
並んでいる間はこのようなものを見て過ごしましょう。
2024年には100周年を迎える長寿コースターです。
スペックや過去の累計乗車人数などが書いてあります。
この時期のコースターあるある、乗り場はカーブしています。乗車列は指定され、空席の希望はできますが次回運転の先頭待ちはできませんでした。
巻き上げの旗が最高ですね。
暗さも良い感じになってきました。
よくこんな板の摩擦だけで止まれるなと、毎度思います。
2両運転が綺麗に決まっています。

ケンタッキーランブラー/ビーチベンド

設計/施工:GCI
最高高度:29m
最大落差:24.5m
最高速度:76km/h
コース全長:862m
最大傾斜角度:
安全装置:ラップバー、シートベルト
定員:2名×12両 24名 最大1編成運転
総工費:
乗車時間:
最大プラスG:
周回数:1
乗車制限:身長48インチ以上
営業期間:2006/5/6-

GCI製木製コースター。同社製としては標準的な規模、コースで、程よい振動に包まれながらカーブとエアタイムを繰り返す非常に楽しい木製コースターです。

2006年のオープン当初からミレニアムフライヤー車輛が採用されています。GCIとしては比較的初期のコースターということになりますが、後に多数の、というか以降ほぼ全てのコースターを手掛けるJeff Pike氏の最初期の作品でもあります。

同園では断トツ1位のライド、というか、この園自体がほぼこれに乗るために訪れるパークということになりますが、各地に優れたGCI製コースターが増えた2023年現在においては、わざわざこれだけのために訪れると…という感情は否めません。(嬉しい悲鳴ではありますが…)

ちょうど来園した時はセカンドドロップ周辺の走路の一部が既存の木製レールからTitan Trackと呼ばれる新型の鉄製レールに置き換えられたばかりで、そこだけ乗り心地が良くなるのが新鮮で面白かったです。

初乗車:2023/6/29
乗車回数:3回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾>先頭

こんなこざっぱりした入口ですが、待ち列はかなり長くとってあります。
1両運転でこれ全部並んだら普通に2hとかかかるのではないかと思います。
やっと駅舎に着きました。
こんなローカルパークゆるゆるかと思ったらしっかり注意されます。
先頭のロゴが無くなって本当に素のミレニアムフライヤーという感じです。
右に曲がって巻き上げへ。
この、巻き上げ前にちょっと走る区間も大体良いですねGCIは。
巻き上げの横についてる照明がつく頃に乗ったらまた良いだろうなあ。
GCIの一般的なファーストドロップという感じです。
2023年はこの部分がTitan Trackにリニューアル!ここだけ、本当に乗り心地が変わります。
これ、ちゃんと木製っぽいんですよね、でも、スムーズ。普通に良いと思います。
GCIらしいカーブとアップダウンが続きます。
出口に掲載してあった記事など

・同社製類似機種
サンダーヘッド-ドリーウッド
ゴールドストライカー-CGA
アポカリプス-SFMM
ライトニングレーサー-ハーシーパーク
ワイルドキャット-ハーシーパーク
インベーダー-BGW