ナイトホーク/キャロウィンズ

設計/施工:ベコマ
最高高度:35m
最高速度:82km/h
コース全長:843m
安全装置:ショルダーハーネス
定員:4名×6両 24名 最大2編成運転
乗車時間:1:50
最大プラスG:4.3G
周回数:1
乗車制限:身長54インチ以上
営業期間:2004/3/20-

ベコマ製フライングコースター、フライングダッチマンの1号機「ステルス」としてカリフォルニアズグレートアメリカに2000年にオープン。つまり、いわゆるフライングコースターとしては世界最古ということになります。書籍『ジェットコースターにもほどがある』の印象が強すぎてそっちのイメージでしたが、わずか3年後にはクローズし、キャロウィンズに移設されて20年弱が経過しております。パラマウント→シダーフェアに変わる2007年より現在の名称、カラーリングになっています。

私にとっては、シックスフラッグスアメリカで後継機のバットウィングに乗り逃して、満を持しての乗車になりました。個人的には、B&M製フライングコースターに勝るとも劣らない魅力があって、大変気に入りました!まずは何と言っても乗り心地です。ベコマ製ということで(?)つまり揺れがあるのですが、B&Mフライングに慣れた身体にはこれが逆に新鮮で魅力的に感じました。スーパーマンアルティメットフライトなどでは、もはや退屈にも感じたようなただのターンも、迫力ある走りに感じます。言い換えると、空を飛ぶ気持ち良さという本来のコンセプトとしては、B&M製の圧勝であるのは否めません。

コースレイアウトに目を向けると、フライング(うつ伏せ)走行と同じくらい、ライ(仰向け)のパートが用意されていることに気づきます。そもそも、ブレーキ、乗降、巻き上げが全て仰向けなので割合としては高いのですが、本編中も、B&M製はもちろん、後継機のバットウィングと比べても仰向け走行が多いと感じます。垂直ループやバンクカーブだけなら、他にもあるのですが、極めつけは終盤のダブルコークスクリュー!ここがとても気に入りました!通過速度も比較的速く、目まぐるしく空→地面→空→地面と見える景色が移り変わるのが新鮮で、このパートだけに関して言えば、まさに世界唯一の体験であると言えます。

ここまで書いて、にはなりますが、あくまで前提として、アクロバット、フライングダイナソー、TATSUなどの方が総合力はもちろん上です。加えて、24名乗り1ホーム2両運転で乗降に時間がかかるのもあり待ち時間が長く、ついでにテンポラリダウンも多いという曲者。シダーフェア系列のキングズアイランドは後継機のファイアホークを撤去済みというのもあり、先が長くない可能性が極めて高いコースターでもありますので、ご来園の際はちょっと並んででも、なんとしても乗ってもらいたいコースターです。B&M製に慣れていれば慣れているほど、その違いを堪能できるのではないかと思います。

初乗車:2023/6/25
乗車回数:2回 総合評価:☆☆☆
お勧め乗車:最後尾?

開園突撃したら、しれっとディレイ。いつもなのでしょうか。この日は、コッパ―ヘッドから先に乗って、昼過ぎに来たら案の定1時間待ち。
蛇腹はほぼなく、直線の待ち列のためどれだけ並んでるかが確認しやすいです。
途中まではコースがよく見えますが、乗り場が近づくとほぼ最終ブレーキしか見えなくなります。
ついに!世界初のフライングコースターとご対面(SFAmでも似た椅子に座った気がするなあ)
上下こそ反転していますが、着席姿勢からガイドローラーごと座席を倒してフライング姿勢にするのはB&M製と似た仕組みです。
高さ35mということでまあまあの規模はあります。
うつ伏せ走行の気持ちよさはまあ、B&M製に軍配が上がらざるを得ないかと
この後は反転して仰向け走行へ。
仰向け走行が新鮮!B&M製でももっとやってほしいんだが!
最後のターンで再び仰向けになると、クライマックスといえるダブルコークスクリューに突入します。
いたって普通のダブルコークスクリューですが、ここが絶品です。頭から進みながら空→地面→空→地面と視覚情報が変化していくのが非凡で、すっかり好きになってしまいました。いや、B&M版もこっち向きでスクリューしてほしいんだが!
お疲れ様でした~(親の顔より見た最終ブレーキから入線)
親の顔より見た!!!!!(ともあれ、乗れて良かった)